プロセスのモデル化
業務システムの開発、開発プロセスの改善のためには、対象となるプロセスの記述(モデル化)が必要です。
独自に開発したプロセスモデル手法である「PReP(Products Relationship Process )Model(プレップ・モデル)手法」を用い、プロセスのモデル化を行います。
PRePモデル は、”人とシステムの間でおこる「コト」をモデル化する方法”です。
モデル化がうまくいかない2つの理由
「 記述が多すぎるような足りないような...」
「正確に記述したつもりだが、今度は複雑すぎてわかりにくい...」
「正しく記述できたのかどうか判断が難しい...」
プロセスのモデル化は、意外と難しいものです。
業務プロセス、開発プロセス、そして管理プロセスなど。これらのプロセスのモデル化の難しさの原因には次の2点があります。
1)抽象度のレベルの混在
2)現象をすべて記述しようとしていること
抽象度のレベルが混在してしまう1)抽象度のレベルの混在
プロセスモデルの抽象度のレベルには、概念レベル、実体(活動)レベル、手順レベルの3つのレベルがあります。ともすると、これらの3つのレベルが混在してしまうことがプロセスモデルの記述がうまくいかない大きな原因です。一般の記述手法やツールでは、抽象度の明確な定義が無いため、モデル化の難しさという問題が付いてまわります。
現象をすべて記述することはできない
2)現象をすべて記述しようとしていること
モデル化を難しくする原因のもうひとつが、プロセスを記述しようとする際に、すべての場合を記述しようとしてしまうということです。「現象をすべて記述することはできない」と言われています。モデル化とは、目的に合わせて現象を実体化し本質を際立たせることです。そのためには、目的に沿った適切な記述方法が必要となります。
PRePモデルの特徴
PRePモデルは、 概念レベル、実体レベル、作業レベルの3つの抽象度それぞれのモデル化方法を定義しております。特に、実体レベルのモデル化の方法として、Entityの構造モデルを適用することに特徴を持ちます。
人とシステムの間に存在する「モノ」の構造を記述することによって、人とシステムの間でおこる「コト」をモデル化する方法。そして、組織の能力や技術レベルを見える化する方法です。
PRePモデルは、人とシステムの間でおこる「コト」をモデル化する方法です
PRePモデルの効果
PRePモデルを利用することによって、下記のメリットがあります。
1)プロセス機能の妥当性検証
組織や開発工程が有するプロセスを目的的に評価することによってプロセスの妥当性の検証を行うことができます
2)To-beが浮かび上がる
描かれたAs-isプロセスをレビューすることによってプロセス上の構造的欠陥が見え、To-beのプロセスが自ずとが浮かび上がる方法を提供しております
3)普遍性が高い
描いたプロセスから、組織が適用している技術、組織やリソースの能力を評価、把握することができます
4)再利用性が高い
Entityの構造モデルを用いることによって、描いたプロセスは、組織プロセスとして、またプロジェクトのプロセスのひな形として高い再利用性があります
5)シンプル
記述がとてもシンプルで描いたモデルもわかりやすく、また、モデル化方法をすぐにマスターすることができます
適用先
PRePモデルは、下記分野へ適用することができます。
1)業務プロセス改善
As-isのレビューから、あるべきプロセス(To-be)の検討を行うことができます
2)業務システム改善/開発
業務システムの要件開発の一環として、業務プロセスのモデル化やTo-beプロセスの検討を行うことができます
3)開発プロセス改善
記述した開発プロセスをベースラインとして、組織が適用している技術、組織やリソースの能力を評価、把握し、プロセスの改善を行うことができます
4)組織プロセス定義
組織の標準プロセスを記述に用いることができます
描いた開発プロセスモデルは、高い再利用性から、プロジェクト計画へのインプットとして活用することができます
サービスのご提供方法
プロセスのモデル化サービスは、コンサルティングの他に、レクチャーやワークショップとしてもご提供しております。お気軽にご相談ください。
主な実績
PRePモデルを用いたプロセスのモデル化として、下記の実績があります。
1)大手製造業での半導体SoC設計開発プロセスのモデル化
SoC(Silicon on Chip)のハードウェアおよびソフトウェア開発プロセスのモデル化を行いました
2)大手製鉄会社での業務プロセスのモデル化
製鉄会社の大規模なシステムマイグレーションに伴い、製鉄プロセスの中の、管制業務プロセスのモデル化支援を行いました
